おすすめ資格一覧8分野24種類|仕事で役立つ資格はこれだ!

おすすめ資格一覧8分野24種類|仕事で役立つ資格はこれだ!

スキルアップのために「仕事で役立つ資格を取得したい」と考える人は多いはずだ。しかし、変化の激しい現代では、企業が社員に求める知識やスキルも移り変わる。「そもそも何を勉強すればいいのか」。悩んでいるうちに時間ばかりが過ぎていく。

ここでは、おすすめ資格の一覧を8分野24種類を解説付きで用意した。どれも今のビジネスパーソンに求められるスキルばかりだ。スキルアップを図るために活用してほしい。

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仕事に役立つ資格を戦略的に取得していく

スキルアップを目指す上で大事なのは「自分が身につけるべきスキル」を見極めることだ。企業の経営層を目指すなら、そのために必要なスキルはなにか考える。会社に弱い部署や部門があるなら、自分がどのスキルを身につければ重宝されるのか考えるほうがいい。

管理職以上を目指すにしても、組織のニーズに合わせるにしても、戦略をもってスキルアップを図りたい。自分の目指すキャリアやビジョンをはっきりさせ、それに合わせて身につけるスキルを選ぶ。

戦略的にスキルアップを目指すと、より短い期間で評価を高め、組織にとって必要な人材になれる。やみくもにスキルアップを目指すのでは、最終的にどこにたどり着くかわからない。ゴールが見えないのは不安定すぎる。やる気もでない。

「会計」「英語」「IT」分野の資格を取る

自分の目指すキャリアやビジョンがはっきり見えていない人もいる。そういう人は「会計」「英語」「IT」の分野の資格から始めるのをおすすめする。この3分野の資格は企業のニーズが高く、今のビジネスパーソンに求められるスキルだ。これらの資格を取得する、あるいはしっかりと勉強するだけでも、まわりの人との差別化ができる。

管理職を目指す人はさらに資格を取る

管理職を目指す人はさらなる勉強が必要だ。人の上に立ち、経営層や同僚から認められる人材になるには、一般社員以上の知識や教養を身につけ、さらにチームの運営方法を学んでいきたい。

スキルアップには資格取得がおすすめ

最短で効率よくスキルアップするには、資格試験や検定を利用するのがおすすめだ。資格試験には、テキストと過去問がある。スキルアップにつながる勉強方法がはっきり示されている。

資格試験のテキストには、勉強すべき知識や技術が整理されている。会計を勉強したいとき、会計分野の専門書を読むより、簿記検定のテキストを読むほうが勉強しやすい。計画的にスキルアップを進めていける。

さらに資格試験には問題集もある。問題を解き、テキストで学んだ知識をじっさいに使うことで、理解がより深いものになる。

資格をスキルアップのペースメーカーとして利用する

英語を勉強したいと考えているが、「何から始めていいかわからない」「英語の本を読んでみるものの、やる気が続かない」という人は多い。勉強が続かないのは、目標と現在の実力がはっきりしていないからだ。

マラソンなら、ゴールもない、どこを走っているかもわからない状態で走っているようなものだ。どんなに優れたランナーでも、ゴール地点や今走っている場所がわからない状況では不安になる。いつか足も止まってしまうはずだ。

「次回のTOEICで600点を取る」と目標を立てれば、目指すレベルも期間もはっきりする。一度テストを受ければ、自分の現在の実力や目標との差がわかるはずだ。次のテストまでに取りない部分を勉強すればいい。資格をスキルアップのペースメーカーとして利用するのだ。

新しい分野の知識やスキルも資格で勉強できる

現在、新しい技術やスキルが次々と誕生している。3Dプリンターやドローン、マイナンバー、IoTなどだ。これらの知識が仕事で必要になったときにも、資格試験の利用をおすすめする。最新分野の資格を他の人より早く取得すれば、企業内で第一人者として重宝されるはずだ。

取引先の業界に関する資格取得もおすすめ

顧客や取引先の業界について詳しくなるのは大切なことだ。相手の事情を知っていると、業界のニーズや強み弱みがわかる。商談など、相手と同じ目線で交渉ができたほうが、よりよい提案ができる。仕事を有利に進められるはずだ。

では、仕事に役立つ資格を紹介する。戦略的にスキルアップを図るための参考にしてほしい。

「会計」分野おすすめ資格一覧

企業の目的は、利益をあげることだ。お金に関する知識は、企業で働くすべての人が持っているのが好ましい。

経理以外でも、会計の資格は役立つ。財務諸表を読み取ることができると、自社やライバル企業の経営状況を分析し、経営の改善や営業の戦略を立てることができる。プロジェクトの採算が取れるか分析したり、プレゼンに説得力を持たせたりもできる。企業で働く上で持っておいて損をしないのが会計分野の資格だ。

日商簿記検定試験

日照簿記検定は商工会議所が主催する会計分野を代表する資格だ。簿記に関する基本的な知識をひと通り習得できる。経理や財務以外に所属しているなら、2級の取得を目指したい。実務に使うには十分な知識が身につく。

日商簿記公式サイト 

簿記能力検定(全経簿記)

簿記能力検定は全国経理教育協会が主催する会計分野の資格。資格試験の内容は日商簿記とほぼ同じだ。簿記能力検定には上級と1〜4級までの資格がある。上級が日商簿記1級レベル、1級が日商簿記2級レベルだ。日商簿記とは各級のレベルが違うので、受験の際は注意が必要だ。

簿記能力検定公式サイト

ビジネス会計検定

ビジネス会計検定は、財務諸表の分析スキル、活用スキルを判定する資格だ。経理職なら、財務諸表の作成スキルがメインの簿記検定の取得を目指すべきだが、まったく会計の知識がない人や、経理職以外の社員や管理職にはビジネス会計検定をおすすめする。会計に関するより実践的な知識が身につく。

ビジネス会計検定試験公式サイト

「英語」分野おすすめ資格一覧

英語は企業で働く人にとっての必須スキルだ。TOEICなど英語の資格を出世や昇給の基準にする企業も増えてきた。

英語分野の資格は、目指す資格によって勉強法が違う。商談やプレゼンをしたいのか、文章を翻訳したいのか、外語で働きたいのか、など「英語を使ってこの仕事をしたい」という目標をはっきりさせることが大切だ。

「工業英検」「観光英検」など、ひとつの分野を専門とする英語検定もある。自分の仕事やニーズに合う資格を目指そう。

TOEIC・英検

TOEICと英検はどちらも、いろいろな分野で広く活用できる英語の知識・スキルを測る検定だ。

企業や職種によって求められるスコアは違うが、TOEICは最低600点以上を目指したい。

英検は面接や筆記試験があるため、より高い実務能力を測れる資格だ。TOEICの影に隠れがちだが、TOEICより英検を重視する企業もある。

TOEIC公式サイト

英検公式サイト

TOEFL・IELTS

TOEFLとIELTSはどちらも国際基準の英語能力を測定する試験だ。海外への移住や留学を希望するときの英語力の証明になる。TOEICは日本ほど海外で認められていないため、外資系の企業に就職・転職や、海外留学を希望するなら、海外で認知されているTOEFLやIELTSの試験を受けるといい。

TOEFL公式サイト

IELTS公式サイト

ほんやく検定

翻訳家など、英語の文書を翻訳する仕事をやりたい場合は、翻訳に特化した資格を勉強するのが近道だ。

ほんやく検定は産業翻訳のスキルを測る試験。基礎レベルから実務レベルまでの1〜5級に分かれている。インターネット上で試験を受けられる便利な資格だ。

ほんやく検定公式サイト

「IT」分野おすすめ資格一覧

企業で求められるITスキルは、情報リテラシーとアプリケーションスキルだ。

情報リテラシーは、コンピュータやネットワークの仕組みを理解し、情報やデータを使いこなす能力のこと。アプリケーションスキルは、ワードやエクセルなどの実務能力のことだ。情報やデータを仕事に活かせるのも、デスクワークを効率的にこなすのも、現代のビジネスパーソンにとって必須スキルといえる。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、国家資格である情報処理技術者試験の初級レベルの資格だ。データベースやハードウェアなどの技術的な知識とともに、会計や法務、財務などに関する知識も出題される。「ITを経営にどう活用するか」という経営者の視点が求められる試験だ。

ITパスポート試験公式サイト

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィススペシャリストは、ワードやエクセルなどマイクロソフトオフィス製品の実務スキルを問う試験だ。アプリケーションをコンピュータ上で操作する実務試験なので、普段のデスクワークですぐに使える技術が身につく。今まで知らなかった便利な機能がたくさんあることに気づくはずだ。

マイクロソフトオフィススペシャリスト公式サイト

P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)

P検はICT(情報や通信に関する技術)を活用した問題解決力が問われる資格試験だ。プロフィシエンシーとは、知識や技能を現実の状況に応じて発揮する能力のことだ。試験内容はICTに関する知識のほか、ワードやエクセルなどの実技試験やタイピングの技能試験なども行われる。

P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)公式サイト

「経営学」分野おすすめ資格一覧

 企業の経営層を目指す人が勉強しておきたいのが経営学分野の資格だ。昇進のとき、絶好のアピール材料になる。

経営学は組織を運営するための方法論を学ぶ学問だ。管理職なら勉強しておいて損はない。

中小企業診断士試験

中小企業診断士は経営分野の国家資格だ。経営学、会計、法務、情報システムなど、企業経営に関する広い知識が必要となる。難易度は高いが、中小企業診断士の資格所持者は社会的な評価も上々だ。コツコツと時間をかけてでも勉強する価値のある資格だ。

中小企業診断士試験公式サイト

経営学検定(マネジメント検定)

経営学検定は中小企業診断士への第一歩として最適な資格だ。初級(新人・若手社員)中級(中堅・マネージャー)上級(経営幹部・上級管理者)の3級に分かれている。まずは経営学検定の中級を目指し、その後中小企業診断士にチャレンジするのがおすすめだ。

経営学検定(マネジメント検定)公式サイト

リテールマーケティング(販売士)検定

リテールマーケティング検定は小売業界向けの資格だ。店舗経営、マーケティング、経営管理などが中心の試験なので、経営学の知識がひと通り勉強できる。小売業やサービス業以外でも、メーカーなど自社で製品やサービスを製造・販売している企業なら役立つ資格といえる。

リテールマーケティング(販売士)検定公式サイト

「経済学」分野おすすめ資格一覧

現新しい商品やサービスが続々と販売される現在。ビジネスを拡大するには、ニュースや新聞などの情報から時代のニーズを読み取る力が必要だ。

経済学の知識があれば、社会の変化に柔軟に対応できる。多くの情報の中から経済の本質を見抜き、企業の戦略や組織作りに活用していきたい。

ERE(経済学検定試験)

ERE(経済学検定試験)はミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、金融論、国際経済、統計学の6分野の基礎知識と応用能力を判定する。経済学の知識をひと通り学びたい人におすすめの資格だ。

EREの他に、ミクロ経済学とマクロ経済学のみのEREミクロ・マクロもある。

ERE(経済学検定試験)公式サイト

日経TEST

日経テストは基礎知識、実践知識、視野の広さ、知識を知恵にする力、知恵を活用する力の5つの評価軸で経済に関する知力を測る試験だ。

日本経済新聞社の取材・報道をもとに、各業界の最新事情から国際政治、社会情勢まで幅広く出題される。教科書的な知識以外にリアルな経済を学べる資格だ。

日経TEST公式サイト

銀行業務検定試験

銀行業務検定試験は銀行・保険・証券等金融機関の行職員を対象とした金融業界向けの資格だ。業務に必要な知識、応用力を測定する試験だが、誰でも受けることができる。

法務、財務、税務、年金など、多くの種目がある。なかでも金融経済3級は金融・経済に関する基本的な知識を扱うので、仕事で金融機関と関わる人や社会のお金の流れを知りたい人は勉強しておくといい。

銀行業務検定試験公式サイト

「知財リテラシー」分野おすすめ資格一覧

知的財産の管理の重要性に気づく企業が増えている。知財リテラシー分野は現在多くの企業から注目されている資格だ。

意図していなくても、他社の権利を侵害すれば損害賠償を請求される。これまで積み上げてきた仕事と評価がゼロに戻ってしまう。トラブルを避けるためにも、知的財産に関する知識は企業人にとって必要なスキルになりそうだ。

ビジネス著作権検定

ビジネス著作権検定は、知的財産のうちの「著作権」に特化した資格だ。著作権はとても身近な権利。気づかぬうちに他社の権利を侵害している可能性は誰にも起こる。試験は具体的な状況を想定した問題が多いため、トラブルが起こりやすい事例を知ることができる。

ビジネス著作権検定公式サイト

知的財産管理技能検定

知的財産管理技能検定は民間資格だったものが国家資格になった資格だ。国家として知的財産分野に詳しい人材を育成し、知的財産の保護に取り組むという意思があらわれている。注目度の高い資格といえる。

特許権、商標権、著作権、意匠権など、試験は多岐にわたるため、知的財産についての広い知識がほしい人におすすめの資格だ。

知的財産管理技能検定公式サイト

弁理士試験

弁理士は私的財産に関する専門家。私的財産分野で最高峰の国家資格だ。筆記試験(短答式・論文式)と口述試験があり、難易度が非常に高い。出世や昇進のアピール材料やスキルアップというより、組織の中で法務のスペシャリストとして活躍したい人や独立を考えている人が目指すべき資格だ。

弁理士試験公式サイト

弁理士とは -日本弁理士協会

「メンタル管理」分野おすすめ資格一覧

長時間労働による自殺やうつが社会問題となり、2015年より従業員50名以上の事業所はストレスチェックを行うよう義務付けられた。多くの企業にとってメンタル管理は注目度の高い分野だ。

こうした社会の背景もあり、メンタルヘルス関連の資格が増えている。管理職への昇進に資格が必要な企業も増加中。出世を目指す若手・中堅社員は勉強しておいたほうがいい資格だ。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験

メンタルヘルス・マネジメント検定は商工会議所が主催する資格だ。ここ10年で申込者が数倍に増えたというから、社会の強い関心が伺える。Ⅰ種(人事労務管理スタッフ経営幹部)、Ⅱ種(管理職)、Ⅲ種(一般社員)がある。管理職以上を目指すなら、最低でもⅡ種の資格は取得しておきたい。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式サイト

メンタルヘルスケア検定

メンタルヘルスケア検定はセルフケア(心の自己管理)とラインケア(部下あるいは同僚の心の健康管理)に関する知識を測る試験だ。3級から1級までの4ランクがあり、専門レベルの準1級以上は実技試験と面接形式の試験がある。

メンタルヘルスに関する基礎知識のほか、メンタルヘルス不全者や休職者、復職者への対応など、具体的な事例についての知識が身につく資格だ。

メンタルヘルスケア検定公式サイト

ビジネス心理検定

ビジネス心理検定は人の基礎心理とマネジメント分野やマーケティング分野への応用力を測定する試験だ。職場におけるストレス対策やメンタルタフネス理論も出題される。

試験は初級・中級・上級の3段階。中級以上は、経営心理・人事心理・営業心理・広告心理の4つの専門分野から1つを選び受験する。ビジネスで使える心理学の知識を幅広く学べるため、心理学に興味がある人にもない人にもおすすめの資格だ。

ビジネス心理検定公式サイト

「モチベーション管理」分野おすすめ資格一覧

企業が管理職に求めるのはチームのメンバーが気持ちよく働ける職場環境を整えることと、チームのパフォーマンスを最大化することだ。

モチベーションは多くの人が関心を寄せるテーマだ。本屋に行けばモチベーション関連の書籍が山のように積み上がっている。仕事に役立つ実践的なノウハウや理論が手軽に学べる資格だ。

公認モチベーション・マネジャー

公認モチベーション・マネジャーはモチベーション管理に関する理論と実践スキルが身につく資格だ。基本的な理論が学べるBasic(若手社員・学生)と、より高度な理論と実践スキルが身につくAdvanced(マネージャー・管理職)、さらに上級のProfessional(経営幹部)の3段階に分かれている。自分のキャリアに合わせて段階的に選択することが可能だ。

公認モチベーション・マネジャー公式サイト

ビジネス心理検定

メンタル管理分野でも紹介したビジネス心理検定。なかでもマネジメント分野に関する心理は、部下やチームのモチベーション管理に役立つものが多い。ビジネスにおける心理の全般を学べる資格なのでおすすめだ。

ビジネス心理検定公式サイト

ビジネス・キャリア検定

ビジネス・キャリア検定は8分野42試験の中から自分の職種にあった試験が受けられる資格だ。厚生労働省が定めた評価基準によって職業能力が測定される。

人事・人材開発・労務管理の分野があり、モチベーション理論やメンタルヘルスケアのほか、リーダーシップ論、人材開発についても学べる。組織にとって必要な知識はひと通り身につくはずだ。

ビジネス・キャリア検定公式サイト

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