こすらない洗顔方法で男の美肌をつくる ”もふもふ洗顔”のやり方

こすらない洗顔方法で男の美肌をつくる "もふもふ洗顔"のやり方

歳をとると鏡を見るたび思う。肌のくすみ、ほうれい線、目尻のシワが目立ってきた、と。まぁもうおっさんだしな、とあきらめるのはまだ早すぎる。

若い頃とは違って、歳をとるほど肌は目に見えて変わる。少し手間をかけてあげるだけで、ほうれい線が薄くなったり、毛穴がきれいになったりする。きちんとケアしているのと、していないのとでは大きな差がつく。

肌がきれいな人は、若々しく輝いて見える。それは、肌がきれいになることで自信が持てて気持ちが前向きになるからだ。見た目の若々しさは、ビジネスにおいても大きな武器になる。

この記事では、美容家の石井美保さんの「こすらない洗顔方法(もふもふ洗顔)」を紹介する。やり方は「とにかくこすらないだけ」という簡単なものだが、タレントの田中みな実さんが「救われた」と絶賛するほどの効果がある。

石井さんの肌は40代とは思えないほどにきれいだ。

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こすらない洗顔方法で男の美肌をつくる

ここでは、こすらない洗顔方法を「洗顔の仕方」「すすぎ方」「洗顔後のポイント」の3つのパートにまとめた。

美肌づくりのポイントはスキンケア中の摩擦をゼロに近づけることだ。

肌の悩みのほとんどは、顔をこすることで引き起こされる。肌をこすっているつもりはなくても、無意識のうちにごしごしとこすっている。

スキンケアからあらゆる「こする」行為を取り除くことができれば、早ければ1週間ほどで肌は生まれ変わる。毛穴はきれいになって、肌質もよくなる。

洗顔の仕方

  1. 洗顔料を泡立てる
  2. 手のひらにピンポン球3個ぶんくらいの泡をとる
  3. 泡を両手に二等分する
  4. 顔全体に泡をのせる
  5. 顔と手のあいだにある泡をもふもふと垂直に押す

洗顔料は泡で出てくるタイプを使うか、あるいは最初にじゅうぶんに泡立てておく。その泡を両手で半分ずつシェアして、顔に押しあてる。

泡を顔全体に広げるときは、指で伸ばしてはいけない。ちょっと押してあげれば、泡は自然と顔全体に広がる。

泡は、皮脂の多いところ(Tゾーンなど)には重めに、少ないところ(頬など)には軽めにのせる。

顔はごしごしと洗ってはいけない。肌の汚れは、泡をのせて少し圧をかけるだけで浮き上がってくる。指は直接肌に触れないで、泡の圧で毛穴の汚れを押し出すイメージでやる。

洗顔料はケチらずに使えるものを買う。泡の量が少ないと、肌に指が触れてしまう。

泡を顔全体にのせたら、すぐにすすぐ。目標は10秒以内だ。肌のバリア機能は、洗顔料がついているときにいちばん弱くなる。すばやく洗い流すことで、この状態をできるだけ短くする。

すすぎ方

  1. 正面を10回すすぐ
  2. 顔を横に向けて左右5回ずつすすぐ
  3. 額とあごを5回ずつすすぐ
  4. すすぎ残しを鏡でチェックする
  5. すすぎ残しを5回すすぐ

すすぎは顔全体で30回以上、時間をかけてやる。

ばしゃばしゃと顔に水をかけてはいけない。水をかけるたびに顔に手が触れて摩擦が起きる。すすぎは、両手で顔に水を当てるだけにする。

すすぐときは30℃くらいのぬるめの水を使う。熱めのぬるま湯は肌の皮脂を奪う。冷たい水は刺激が強すぎる。

すすぎは、洗面器に顔ごと突っ込むか、あるいは手ですくって顔に当てる。手は、水を当てるだけで肌には触れない。内から外に滑らせたりもしない。

フェイスラインはかならず顔を横に向けてすすぐ。シャワーで流すのはもちろん禁止だ。

このすすぎ方をすると、洗顔後の肌の赤みはなくなる。肌が赤くなるのは、顔をこすることで炎症が起こるからだ。炎症はシミやシワ、たるみの原因になる。

洗顔後のポイント

ここでは洗顔後のケアをまとめた。

タオルはよいものを使う

フェイスタオルは、肌ざわりが柔らかくて吸水性のよいものを使う。

タオルは半年に一度くらい、まとめ買いですべて取り替える。使っているうちに繊維が荒くなって摩擦が強くなる。

美肌づくりには、高価なスキンケア商品を買うより、タオルを取り替えるほうが効果が見込める。

肌アイロンのやり方

  1. 顔全体に保湿液をなじませる
  2. 指は薬指と小指を使う
  3. 反対側の手は肌を抑える
  4. 気になるシワを伸ばすように指を10回ほどやさしく滑らせる

洗顔後は毎回、保湿液を塗るついでに肌アイロンをかける。

シワができる原因は、しゃべるときや表情の癖で何度も同じ場所が折りたたまれるからだ。シワは、アイロンを当てるように指で優しく撫でてあげることで伸びる。肌アイロンは小顔効果も期待できる。

薬指と小指を使うのは、余計な力が入りにくいからだ。シワを伸ばすときは、かならずもう一方の手で肌をぴんと張る。そうしないと別の場所にシワがよる。

3日ほどスキンケアをやめてみる

スキンケアのしすぎは肌によくない。過度のスキンケアは乾燥肌の原因になる。肌が乾燥すると、毛穴が開いて角栓が目立つようになる。

連休にでも、思い切ってスキンケアをやめてみる。3日ほど顔を洗うだけにする。

最初は肌がつっぱったり、調子がいまいちだったりする。だけど、3日ほど我慢すると、肌のくすみがとれて顔全体が輝きだす。

洗顔後に10〜15分ほどなにもつけずに放っておくと、自分の油分で肌がもちもち、しっとりするようになる。

これをたまにやってあげると、自分で肌を潤す機能が鍛えられる。乾燥肌の人にはとくにおすすめだ。

スキンケアをやめている期間は、次のことにも気をつける。

  1. メイクはしない(男性向けに書いてるけど一応ね)
  2. 洗顔は軽めにする
  3. 胃腸は休める
  4. 水分はたっぷり補給する
  5. 入浴はのんびりする
  6. 睡眠はたっぷりとる

この記事は、石井美保さんの『一週間であなたの肌は変わります 大人の美肌学習帳』を参考に書いた。

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